【サッカー】横浜Fマリノス練習試合レポート(横浜FM×大宮17/2/7@シーガイア)

今回はともに宮崎で春季キャンプを張る、横浜Fマリノス大宮アルディージャの練習試合をレポートしたいと思います。今回は横浜編。

 

オフの激震に選手たちは何を思うか

このオフ、マリノスのニュースはマイナスイメージが先行してしまいました。功労者の退団や、指揮官選びの混迷、主力選手の契約問題などなど…。さらにはとどめを刺すように中村俊輔が磐田に移籍と、マリノスサポーターには厳しい冬となってしまいました。

懸案のCFにはウーゴ・ヴィエイラレッドスター)を獲得。さらには中盤にスペイン人のバブンスキーと扇原(名古屋)。ディフェンスには山中(柏)、松原(新潟)、オーストラリア代表のデゲネクを獲得し、なんとか陣容を整えました。はたしてこのオフの激震に、選手たちはどんな心境なのか。そのあたりも踏まえながら、この日の試合をレポートします。

 

スピードと強さがあるCBデゲネク

まず名前をあげたいのが、この日中澤とコンビを組んだデゲネク。187cmの長身ながら、スピードがありパワーも十分。足元も上手いことからビルドアップにも参加するなど、能力の高さを感じさせてくれました。大宮のSB渡部がカウンターで抜け出した際も素早く反応。すぐに追いついてスローインにするなど、かなり期待できそうな印象です。

 

新加入では松原が右SBで先発も、こちらは守備の不安定さが目に付きました。何度も裏に抜け出され、ピンチを招いていました。右サイドはマルティノスが先発していたこともあって、ピンチがさらに広がった印象です。

おなじく先発したバブンスキー。トップ下のポジションに入りましたが、なかなかボールを受けることができず消化不良に。数少ないボールタッチでは、なかなかのテクニックとスルーパスを通していただけに、連携構築が急務となりそうです。

 

サイド攻撃からの放り込みではもったいない

横浜の攻撃はボランチの天野と中町が起点となり、サイドへと展開。そこまではよいのですが、サイド突破のあとは単調なクロスのみ。最終ラインから放り込むだけのシーンも多く見られるなど、なんとももったいない印象です。斎藤学とマルティノスは独力突破が持ち味だけに仕方ない部分もありますが、ワントップを務めた富樫がカウンターの守備に追われるなど苦労していました。

後半選手を入れ替えてウーゴと伊藤翔の2トップにしてからは、真ん中をうまく使え攻撃にリズムが出たように感じます。ボランチの前のスペースに前田直と吉尾が絡み、中島が攻め上がるなど流動性がありました。前田直はコンディションも良さそうな印象。ウーゴはまだ身体が重そうでしたね。

いずれにしてもサイドだけでなく真ん中をどれだけ使えるか。両サイドがダイアゴナルに走るシーンも少なかっただけに、バブンスキーのフィットとあわせて連携の構築が課題です。

 

個人の能力は高いが、チームの盛り上がりが見えない

気になったのは中澤。キャンプの疲れもあるのでしょうか、パフォーマンスがいまひとつ。チーム全体もモンバエルツ監督の指示に対して反応が乏しいように感じ、どこか盛り上がりに欠ける印象でした。これがオフの激動を受けての、「主観的なイメージ先行」ならよいのですが、どうにも心配です。

個々人の戦力が早い段階でミックスされてくれば面白いでしょうが、まずはスタートしてからの数試合を見てから、といったところでしょうか。