【サッカー】鹿島アントラーズニューイヤーカップレポート(鹿島×福岡17/2/6)

時間の都合で前半しか観戦できませんでしたが、2017年ニューイヤーカップ鹿島vs福岡の試合をレポートします。まずは鹿島編から。

 

積極的な補強をみせた鹿島

昨年末のJリーグ制覇、CWC準優勝で勢いのある鹿島は、オフも積極的な補強に動きました。かねてから欧州移籍が噂されていた柴崎(スペイン2部テネリフェへの移籍が決定)のポジションにJ屈指のボランチであるレオ・シルバ(新潟)を獲得。前線には昨季神戸で抜群の働きを見せたペドロ・ジュニオール。ここ数年の補強ポイントであったGKにはKリーグ屈指のキーパーであるクォン・スンテを獲得し、一気に補強ポイントを整備しました。その他にも貴重なレフティSB三竿雄(湘南)や、ブラジル代表歴もあるMFレアンドロジョーカーとしての働きが期待される金森(福岡)を獲得するなど、各セクションでグレードアップに成功しました。

 

レアンドロに期待、スンテはコーチングが課題

この日の先発にも、レオ・シルバ、クォン・スンテ、レアンドロ、三竿雄の4人がさっそく名をつらね、既存メンバーとの融合を図っていました。

移籍組で目立ったのはやはりレオ・シルバ。マーカーの後ろから何度となくボールを奪い、カウンターの起点として機能していました。ただ攻撃面ではまだ連携不足。ボランチでコンビを組んだ小笠原がフォローしますが、どうしても重心が重くなってしまいます。このあたりは、今後の連携アップが鍵を握りそうです。

良い驚きをあたえてくれたのがレアンドロ。鹿島らしい前線からのプレスにもしっかり参加し、攻撃の局面にもしっかり絡んでいました。テクニックも申し分なく、貴重な戦力として機能しそうです。あとはフィニッシュの精度がいかほどか。

 

三竿雄は何度となくオーバーラップを繰り返して攻守に頑張りをみせていました。この日の左サイドは鈴木優だったのですが、もう少し三竿雄を使ってあげてもよかったように感じます。後半には左足のキックで得点を演出したようですし、戦力となってくれそうです。

この日のパフォーマンスでいえばクォン・スンテは残念でした。前半だけでも数回の連携ミスがあり、不安定さが目につきました。ただこれは言葉の問題がおおきのではないでしょうか。Kリーグでベスト11に連続選出されるほどの選手ですし、なんとか早い段階で日本語のコーチングを身に付けてほしいですね。

 

攻撃陣の連携は早めに最適解を見つけたい

攻撃面に目を向けると、パスの出し手となる小笠原から何度か裏に抜けるボールが出ていました。

この日の前線は、金崎・土居の2トップに、左サイドに鈴木優、右サイドにレアンドロ。金崎はボールを収めることもできますし、前への推進力もあります。今年も攻撃陣の中心になってくれそうです。鈴木と土居に関しては、この日はやや迫力に欠けました。とくに土居は周りとのバランスを取っていたため、持ち味が出ていないかった印象です。レアンドロが期待できそうですし、この日は欠場したペドロも2桁を獲る力は十分持っています。連携の精度を高めて、早めに最適解を見つかられるかが重要なポイントとなるでしょう。

 

戦力は申し分ないだけにローテーションを組めるか

前半だけの観戦でしたが、やはり鹿島は安定感があります。この日のCB、昌子と植田もチャレンジ&カバーがうまくできていましたし、西の連携はさすがでした。攻撃面での組み立てがこれからの課題ですが、永木や遠藤が加わることで、また違った表情を見せてくれるのではないでしょうか。

こうなってくる気になるのが選手起用。とくにACLとの兼ね合いもある前半戦は、うまくローテーションを組みながら、新戦力を融合させなければなりません。石井監督にはなかなかハードな課題となりますが、昨季のベースをうまくグレードアップできれば十分アジアタイトルも狙えるのではないでしょうか。