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【サッカー】横浜FマリノスvsFC東京レポート(17/2/9@シーガイア)

連日の試合レポートです。今日は横浜FマリノスFC東京の練習試合をお伝えします。

 

フルメンバーのマリノスとサブ中心の東京

この日のスタメンは次の通り。横浜FMは、

GKに飯倉、DFは右から金井・中澤・ゲデネク・山中。MFは扇原と天野がボランチを組み、二列目は右からマルティノス・バブンスキー斎藤学。FWは伊藤翔が務めます。

対するFC東京は、

GKに波多野、DFは右から室屋・吉本・鈴木・小川。MFはボランチに橋本と田邊、二列目に永井とバーンズ。FWは2トップで阿部と前田が起用されました。

 

7日の大宮戦と同様、フルメンバーで臨んできた横浜に対し、前日(8日)にFCソウルと戦った東京はサブ組が中心です。大久保が見られないのは残念ですが、この日のメンバーもタレント揃いなだけに期待が高まります。

 

序盤から局面で激しいプレーが

試合開始から両チームとも激しいぶつかり合いを見せます。先日の大宮×横浜戦が比較的イージーなゲームだったのに対し、この日はイエローカードも飛び交うなど、開幕を前にしてギアがあがってきた印象です。開始早々にバーンズの折り返しから橋本が決めて東京が先制。それでも前半のペースは横浜。この日スタメンで起用された扇原が中盤でバランスと取ることで、天野が攻撃面で躍動。連携不足が心配だったバブンスキーも何度もゴール前に顔を出すなど、大宮戦からブラッシュアップされていました。前半30分過ぎにはそのバブンスキーが得点を奪い同点。精度が高い見事なシュートでした。

 

扇原の起用とあわせて、伊藤翔がうまくボールに絡んでいたように感じます。彼がポジションを変えながらポスト役を務めることで、2列目の飛び出しを引き出していました。

大宮戦では富樫が守備に忙殺されていましたが、伊藤はその点うまくバランスを取っていました。

 

東京はサブ組が中心のため、連携が掴めずややちぐはぐな印象でした。前田や阿部、バーンズらが要所で光るプレーを見せてくれましたが、前半は組織での崩しがなかなか見られませんでした。20分過ぎにはゲデネクの激しいチャージで永井が負傷。交代となりましたが、スタッフはOKサインを出していたので、軽傷であることを祈ります。永井の代わりには平岡が同じポジションで入りました。

 

後半は徐々に東京ペースに

後半は横浜がメンバーを総入れ替え。

GKに原田、DFは右から遠藤、松原、新井、高野。MFは4人で、中町と中島がボランチ、左右にはそれぞれ吉雄と前田直。ウーゴと富樫が2トップに入る4-4-2に変更。

FC東京は1人の交代。ボランチの橋本が下がり、山田がCBに。鈴木が一列あがりボランチにポジションを変えました。

 

横浜は後半の早い時間帯に前田のクロスにウーゴがボレーで合わせます。これは得点につながりませんでしたが、コンディションは確実にあがってきている様子。11分には前田のクロスを富樫がうまく合わせて得点。富樫はその前にも1本惜しいシュートを見せており、2トップの方がやりやすいように感じました。大宮戦でもコンディションの良さを見せた前田はこの日も上々。ドリブルはもちろんパスでもチャンスを演出するなど、スタメン奪取へアピールが続きます。

 

リードを許した東京がここから反撃をみせます。まずは24分に前田がPKを決めて同点。続く28分には室屋からの折り返しを後半途中に田邊と交代で入っていた内田が決めて逆転。さらに35分には左SBの小川が素晴らしい弾丸ミドルをたたき込み追加点をあげ試合を決めました。この日の小川は何度もサイドを駆け上がりクロスをあげるなど、ポテンシャルの高さを見せつけてくれましたね。

 

横浜は3つのポジション争いが熾烈

結局このまま4-2でFC東京が勝利。東京は後半になると連携が深まってきたことや、横浜がサブ組に交代したことが逆転勝ちの要因でしょう。

最後に大宮戦、東京戦の2試合を観戦できた横浜についていくつか。

 

現状では3つのポジションがまだ決まらない様子です。1つ目がワントップのFW。富樫はコンディションも良さそうですが、ポジションへの適正では伊藤が有利。ウーゴも能力は高そうですし、思い切って2トップを採用するのも一つの案です。

2つ目がボランチ。この日の扇原はチームにうまくフィットしていましたし、天野とのコンビは面白そうです。中町も安定感はあるだけに、どちらを選ぶか。

3つ目は両SB。松原と山中が加入したポジションですが、1枠は金井が起用されるでしょう。大宮戦は左サイド、東京戦は右サイドと、どちらも安定したプレーをみせていました。新加入コンビでは、今のところ山中がスタメン候補かもしれません。この日は松原がCBで起用されていました(パクが大宮戦で脱臼により長期離脱)し、守備に不安があるマルティノスの右サイドには金井を置きたいのではないでしょう。

 

個人的には右サイドハーフには前田を推します。2試合ともマルティノスが起用されていることを考えると、監督のなかでは決まっているのでしょうが、やはりムラのあるプレーとメンタルは2試合とも穴となっていました。前田も攻撃志向は強いですが、前者に比べれば守備をさぼりません。このあたり開幕後も動きがありそうですね。

【考え方】ゼロイチ思考という言葉がしっくりくる

 

数日前から中野ジャームズ修一さんの著書を読んでいるのですが、これがなかなか面白い。そのなかでほんの一瞬でてきた「ゼロイチ思考」という言葉がすごくしっくりきました。

 

学駅伝部や福原愛選手のフィジカルトレーナー

中野さんといえば、箱根駅伝での活躍が記憶に新しい青山学院駅伝部や、卓球の福原愛選手、テニスの伊達公子さんなどのフィジカルトレーナーとして知られています。

ちなみに僕は最近知りました…(苦笑)それもたまたま購入したストレッチの本の著者が中野さんだったという偶然。その本がすごく良かったので、先日発売された新書にも手を伸ばしてみたという訳です。

 

ゼロイチ思考ってつまりは完璧主義

この本のなかで、中野さんがモチベーションを維持するにはどうしているのか、という問いかけ受ける部分があります。そこで出てきたのが、「ゼロイチ思考」という言葉。「ゼロイチ論とも述べられていますが、ものごとをやるかやらないかの二択論で語ることを指す言葉だそうです。

調べてみるとよく知られている表現なようで、僕自身も意味あいとしては知っていました。ただ僕のなかでは「完璧主義」という言葉で置き換えられていて、「ゼロイチ思考」という表現はまた新たにインプットしておきたいと思います。

 

さてこのゼロイチ思考。中野さんは文中で、ランニングの習慣を例に表現されています。毎日1時間走ることを決めている場合、

「今日は1時間走れない」と捉えるのか「30分なら捻出できる」と捉えるのか。できる・できないのゼロイチ(0と1)ではなく、0.7や0.5でもOKを出してあげる考え方が、自己肯定感を維持してくれる、と述べられています。

※『結果を出し続ける』P188を参照

 

結果を出し続ける フィジカルトレーナーの仕事 (光文社新書)

結果を出し続ける フィジカルトレーナーの仕事 (光文社新書)

 

 

 

自分はゼロイチタイプ

間違いなく僕自身はゼロイチタイプ(笑)周りや家族からも完璧主義を変えてごらん、と指摘されることも多いので、この部分は自分でも何度も向きあってみました。でもなんだかこの「完璧」という言葉がどうもしっくりこない。自分のなかでは当たり前として捉えているから、なかなか解きほぐすことが難しい。そもそも言葉からして拒否してしまう(笑)

 

でもこのゼロイチという言葉は、なぜだかすごくしっくりきたんです。いままでも、色んな本のなかで語られてきた考え方なのに、名前の呼び方が違うだけでこうもすんなり受け入れられるものかと。不思議ですね。中野さんご自身が、とてもロジカルに説明をしてくださっているのも印象がよかったのかもしれません。

 

言葉のフィーリング

人間関係においても、言葉のフィーリングってありますよね。こうして文章を書いているときも、「この表現じゃない!」と思いつつも書いてしまうとこもある。本なんかもそう。作者の表現がしっくりくるかこないかで、好き嫌いが分かれてしまう。

たぶん色んな場面でこうしたフィーリングの違いがものごとを左右しているような気がします。だから僕は言葉を扱うのがすごく面白い。どんな時でも言葉にふれていたい。そこら辺の感度が強いことが、人付き合いの不器用さにつながっていますが、まぁそれも捉え方次第なのかもしれません。

 

なんともまとまりのない文章ですが、今日はこの辺で(笑)

【サッカー】大宮アルディージャ練習試合レポート(横浜FM×大宮17/2/7@シーガイア)

昨日に引き続き、Jリーグの練習試合をレポート。今日は大宮アルディージャです。

 

チームに大前をどう取り込むか

今オフの大宮、一番の動きは家長(川崎に移籍)の移籍でしょう。チームの戦術とも呼べる働きを見せていたクラッキの退団は、攻撃の再構築を余儀なくされる出来事でした。ただその穴に大前(清水)を獲得できたのはおおきなプラス。家長とタイプが違いますが、能力的には引けをとらないばかりか、上回る可能性を秘めています。大前をどれだけ早くチームに組み込めるかが序盤の課題と言えそうです。

そのほかにも長谷川アーリア(湘南)、茨田(柏)、瀬川(群馬)と、攻撃面のバリエーションを増やすタレントを獲得しました。家長とおなじく攻撃の核であった泉澤(G大阪に移籍)も移籍しただけに、こちらの穴を誰が埋めるのかも注目です。

 

大前は持ち味を発揮できず

この日の大宮は大前と江坂が2トップを組んでいました。二列目には長谷川と清水を置き、ボランチは茨田と横谷がコンビを組みます。

大前の印象としては、まだうまく馴染んでいない、といったところ。中盤からのパスが上手く届かず、しびれを切らして下がってくる場面が何度も見られました。茨田と長谷川の新加入組もやや迫力不足。長谷川はいくつか前にアタックする場面がありましたが、適正ポジションを探している印象です。茨田はパス回しの面では無難にこなせていましたが、違いを作るまでに至っていませんでした。

 

マテウスと岩上が躍動

後半はメンバーを総入れ替え。ボランチの岩上と大山はリズムが良く、とくに岩上はコーナーから直接ゴールを決めるなどパフォーマンスが際立っていました。マテウスも持ち前のテクニックが冴えわたり、トップに入ったペチュニクとワンツーで抜け出すなど怖さを見せてくれました。新加入の瀬川もなかなかの動き。前半物足りなかった前への推進力をチームあたえていました。

前後半ともに守備におおきな乱れはなく、やはり課題は攻撃面の構築です。

 

ゲームメーカーを誰にするか

試合は3ゲームで2-2の引き分け。得点の数ほどアグレッシブではなく、まだ連携は50%といったところでしょうか。

課題はハッキリしていて、家長が抜けたゲームメーカーを誰が務めるのか。大前がなんとかボールに絡もうとしていましたが、やはり彼は前で使ってあげたい。後半のマテウスのように二列目から飛び出す選手がいれば、バリエーションが増えます。もしくはムルジャペチュニクの後ろで自由にやらせるのがベターかもしれません。いずれにしても後ろはしっかりしているだけに、新加入選手の持ち味をうまく生かした攻撃ユニットが見てみたいですね。

【サッカー】横浜Fマリノス練習試合レポート(横浜FM×大宮17/2/7@シーガイア)

今回はともに宮崎で春季キャンプを張る、横浜Fマリノス大宮アルディージャの練習試合をレポートしたいと思います。今回は横浜編。

 

オフの激震に選手たちは何を思うか

このオフ、マリノスのニュースはマイナスイメージが先行してしまいました。功労者の退団や、指揮官選びの混迷、主力選手の契約問題などなど…。さらにはとどめを刺すように中村俊輔が磐田に移籍と、マリノスサポーターには厳しい冬となってしまいました。

懸案のCFにはウーゴ・ヴィエイラレッドスター)を獲得。さらには中盤にスペイン人のバブンスキーと扇原(名古屋)。ディフェンスには山中(柏)、松原(新潟)、オーストラリア代表のデゲネクを獲得し、なんとか陣容を整えました。はたしてこのオフの激震に、選手たちはどんな心境なのか。そのあたりも踏まえながら、この日の試合をレポートします。

 

スピードと強さがあるCBデゲネク

まず名前をあげたいのが、この日中澤とコンビを組んだデゲネク。187cmの長身ながら、スピードがありパワーも十分。足元も上手いことからビルドアップにも参加するなど、能力の高さを感じさせてくれました。大宮のSB渡部がカウンターで抜け出した際も素早く反応。すぐに追いついてスローインにするなど、かなり期待できそうな印象です。

 

新加入では松原が右SBで先発も、こちらは守備の不安定さが目に付きました。何度も裏に抜け出され、ピンチを招いていました。右サイドはマルティノスが先発していたこともあって、ピンチがさらに広がった印象です。

おなじく先発したバブンスキー。トップ下のポジションに入りましたが、なかなかボールを受けることができず消化不良に。数少ないボールタッチでは、なかなかのテクニックとスルーパスを通していただけに、連携構築が急務となりそうです。

 

サイド攻撃からの放り込みではもったいない

横浜の攻撃はボランチの天野と中町が起点となり、サイドへと展開。そこまではよいのですが、サイド突破のあとは単調なクロスのみ。最終ラインから放り込むだけのシーンも多く見られるなど、なんとももったいない印象です。斎藤学とマルティノスは独力突破が持ち味だけに仕方ない部分もありますが、ワントップを務めた富樫がカウンターの守備に追われるなど苦労していました。

後半選手を入れ替えてウーゴと伊藤翔の2トップにしてからは、真ん中をうまく使え攻撃にリズムが出たように感じます。ボランチの前のスペースに前田直と吉尾が絡み、中島が攻め上がるなど流動性がありました。前田直はコンディションも良さそうな印象。ウーゴはまだ身体が重そうでしたね。

いずれにしてもサイドだけでなく真ん中をどれだけ使えるか。両サイドがダイアゴナルに走るシーンも少なかっただけに、バブンスキーのフィットとあわせて連携の構築が課題です。

 

個人の能力は高いが、チームの盛り上がりが見えない

気になったのは中澤。キャンプの疲れもあるのでしょうか、パフォーマンスがいまひとつ。チーム全体もモンバエルツ監督の指示に対して反応が乏しいように感じ、どこか盛り上がりに欠ける印象でした。これがオフの激動を受けての、「主観的なイメージ先行」ならよいのですが、どうにも心配です。

個々人の戦力が早い段階でミックスされてくれば面白いでしょうが、まずはスタートしてからの数試合を見てから、といったところでしょうか。

【サッカー】アビスパ福岡ニューイヤーカップレポート(鹿島×福岡17/2/6)

前日の鹿島に引き続き、ニューイヤーカップのレポートをお届けします。今日はアビスパ福岡編です。

 

選手獲得に成功しなかなかの陣容

1年でのJ2降格となった福岡ですが、戦力の顔触れをみるとなかなかの充実具合。CBにはG大阪から岩下を補強し、中盤には石津と山瀬を獲得。金森(鹿島に移籍)の退団が痛手になるかと思いましたが、しっかりと補強に成功しました。Kリーグ2部で得点を量産したポッピがフィットし、Jでの実績のあるジウシーニョが力を発揮すればなかなかの戦力となります。

 

アグレッシブな攻撃は好感

福岡の特徴は一昨年J2で見せた堅守。しかし昨年はその守備が脆くも崩れ、あっさりと降格してしまいました。今季1年での復帰を目指す井原監督はこの守備面を再度強化するかと思っていたのですが、試合ではむしろ攻撃的な姿勢が目立ちました。この日攻撃を担った石津、城後、山瀬、松田力は何度もアタックを仕掛け、ポジションを流動的に変化させていました。とくに山瀬は持ち前のテクニックを存分に披露。まだまだ健在ぶりをアピールしてくれました。

 

ただこの日もっとも印象に残ったのは神戸から復帰した石津。スピードあるドリブルと身体の強さを生かした突破はエースの風格さえ感じさせます。ウェリントンやポッピが前でボールを収めてくれれば、素晴らしい活躍をみせてくれるのではないでしょうか。

 

攻守の切り替えが鍵を握る

守備に目をやると、三門ダニルソンが中盤で蓋をし、新加入の岩下が激しいプレッシャーで相手選手に迫っていました。やや気になるのはボランチと前線のスペース。とくにダニルソンはボールを下げるシーンが多くみられ、積極性に欠けました。前線の4人が前にアタックする分、カウンターへの対応は重要な鍵となりそうです。それでも最後の砦となる杉山(清水)はハイパフォーマンスを見せてくれましたし、鹿島の守備に完璧に崩されるシーンはほとんどありませんでした。失点もセットプレーからと、上々の仕上がりと言えるのではないでしょうか。

 

1年での復帰は十分可能

この試合を見る限り、組織の構築は順調に進んでいるようです。あとは期待のポッピがどう絡むか。得点源がしっかり見つかれば、1年でのJ1復帰は十分可能ではないでしょうか。

余談ですが、数年前にキャンプを訪れた際、福岡はJ2下位に沈んでいました。当時の練習風景はどこか緊張感に欠け、明るい展望を描くことはできませんでした。そうした姿を見ているからこそ、降格してもなお指揮を務める井原監督の能力の高さがうかがえます。今季持ち前の堅守からアグレッシブなスタイルへと導くことができれば、その評価はさらに上がることになりそうです。

【サッカー】鹿島アントラーズニューイヤーカップレポート(鹿島×福岡17/2/6)

時間の都合で前半しか観戦できませんでしたが、2017年ニューイヤーカップ鹿島vs福岡の試合をレポートします。まずは鹿島編から。

 

積極的な補強をみせた鹿島

昨年末のJリーグ制覇、CWC準優勝で勢いのある鹿島は、オフも積極的な補強に動きました。かねてから欧州移籍が噂されていた柴崎(スペイン2部テネリフェへの移籍が決定)のポジションにJ屈指のボランチであるレオ・シルバ(新潟)を獲得。前線には昨季神戸で抜群の働きを見せたペドロ・ジュニオール。ここ数年の補強ポイントであったGKにはKリーグ屈指のキーパーであるクォン・スンテを獲得し、一気に補強ポイントを整備しました。その他にも貴重なレフティSB三竿雄(湘南)や、ブラジル代表歴もあるMFレアンドロジョーカーとしての働きが期待される金森(福岡)を獲得するなど、各セクションでグレードアップに成功しました。

 

レアンドロに期待、スンテはコーチングが課題

この日の先発にも、レオ・シルバ、クォン・スンテ、レアンドロ、三竿雄の4人がさっそく名をつらね、既存メンバーとの融合を図っていました。

移籍組で目立ったのはやはりレオ・シルバ。マーカーの後ろから何度となくボールを奪い、カウンターの起点として機能していました。ただ攻撃面ではまだ連携不足。ボランチでコンビを組んだ小笠原がフォローしますが、どうしても重心が重くなってしまいます。このあたりは、今後の連携アップが鍵を握りそうです。

良い驚きをあたえてくれたのがレアンドロ。鹿島らしい前線からのプレスにもしっかり参加し、攻撃の局面にもしっかり絡んでいました。テクニックも申し分なく、貴重な戦力として機能しそうです。あとはフィニッシュの精度がいかほどか。

 

三竿雄は何度となくオーバーラップを繰り返して攻守に頑張りをみせていました。この日の左サイドは鈴木優だったのですが、もう少し三竿雄を使ってあげてもよかったように感じます。後半には左足のキックで得点を演出したようですし、戦力となってくれそうです。

この日のパフォーマンスでいえばクォン・スンテは残念でした。前半だけでも数回の連携ミスがあり、不安定さが目につきました。ただこれは言葉の問題がおおきのではないでしょうか。Kリーグでベスト11に連続選出されるほどの選手ですし、なんとか早い段階で日本語のコーチングを身に付けてほしいですね。

 

攻撃陣の連携は早めに最適解を見つけたい

攻撃面に目を向けると、パスの出し手となる小笠原から何度か裏に抜けるボールが出ていました。

この日の前線は、金崎・土居の2トップに、左サイドに鈴木優、右サイドにレアンドロ。金崎はボールを収めることもできますし、前への推進力もあります。今年も攻撃陣の中心になってくれそうです。鈴木と土居に関しては、この日はやや迫力に欠けました。とくに土居は周りとのバランスを取っていたため、持ち味が出ていないかった印象です。レアンドロが期待できそうですし、この日は欠場したペドロも2桁を獲る力は十分持っています。連携の精度を高めて、早めに最適解を見つかられるかが重要なポイントとなるでしょう。

 

戦力は申し分ないだけにローテーションを組めるか

前半だけの観戦でしたが、やはり鹿島は安定感があります。この日のCB、昌子と植田もチャレンジ&カバーがうまくできていましたし、西の連携はさすがでした。攻撃面での組み立てがこれからの課題ですが、永木や遠藤が加わることで、また違った表情を見せてくれるのではないでしょうか。

こうなってくる気になるのが選手起用。とくにACLとの兼ね合いもある前半戦は、うまくローテーションを組みながら、新戦力を融合させなければなりません。石井監督にはなかなかハードな課題となりますが、昨季のベースをうまくグレードアップできれば十分アジアタイトルも狙えるのではないでしょうか。

【考え方】30歳を祝ってもいいんじゃない?

おかげさまで2月になれば30歳を迎えるわけですが、先日成人式のニュースを眺めながら、ふとこんなことを思いました。

「30歳を祝ってもいいんじゃない?」

 

「もう30」という言葉

早生まれの僕からすれば、周りの同級生はどんどん30歳の節目を迎えていきます。そんな友人からよく耳にするのが、「もう30」という言葉。

確かにいつまでも20代気分で暮らしている僕のような人間でも、30という数字は必ず迎える訳です。あっという間の10年を考えれば、少し感傷的にもなります。

 

でも気になるのは、「もう30」という言葉を口にする友人のなかに、悲壮感をただよわせる人が多いこと。単に話の流れで「30だね~」と口にするのではなく、「もう30か…」とため息が聞こえてきそうな気配すら感じる。

 

これってなんだか寂しい。

 

状況が許すのであればあとはマインドの問題

もちろん30歳という年齢を無視して生きていけるわけではありません。

 

例えば女性の出産という事象にフォーカスすれば、年齢はとてもデリケートな問題です。医学的なタイムリミットについて、僕ら男性もきちんと認識しなければなりません。あるいは親の介護や子育ても、投げ出すわけにはいかない問題です(もちろん負担を軽くする工夫や考え方はある)。

この点は誤解がないようにちゃんと書いておきますね。

 

でも仕事やライフプランについて、「もう30」という言葉で卑屈になる必要はないと思っています。いま置かれている状況が許すのであれば、年齢は関係ない。

もちろん僕が「オリンピックの100メートルで金メダルを目指す!」と豪語しているなら、全力で止めてあげてください(笑)

それでも体力的なハンディーを受けいれれば、残るのはマインドの部分。

 

自分がどう生きたいのか。なにをしたいのか。「もう30」という言葉がどこか呪いの言葉のように、僕の周りにうずまいている。でもそこで思考停止におちいったら、きっと10年後もおなじようにつぶやいているような気がします。

 

「状況がゆるすなら…」

きっと40歳でも50歳でも、この構図に変化はないのではないでしょうか(お子ちゃまがのたまうなとお叱りを受けそうですが…笑)。

なにか自分が満足できないことがあるなら、状況が許す範囲でトライしてみる。節目の年齢を思考停止につなげないためには、自分のマインドをどう操縦するか。

 

「挑戦するのに年齢は関係ない」と言い切るのは乱暴でも「状況がゆるすなら、挑戦するのに年齢は関係ない」とは思っています。

 

だからね、思ったわけです。

「30歳を祝ってもいいんじゃない?」って。